脱水症になりかけているのに、本人や周囲がそれに気づいていない状態を「かくれ脱水」と呼びます。
発症してから数日立っている中度以上になると命の危険を伴い医者にかかる必要があります。
脱水症はさまざまな状況で起こり、その前触れとなる「かくれ脱水」はいつでもどこでも起こります。
「かくれ脱水」に特になりやすいシチュエーションとは?
【屋内】
脱水症の多くは実は屋内で起こります。マンションのような気密性の高い建物は、特にかいた汗が蒸発しにくく、体温が下がりにくく熱中症のリスクが上がるので注意です。
【夜間】
「夜トイレに起きたくないから」と水分摂取を控えると、発汗が増えて脱水症になりやすくなります。
【運転中】
運転に集中しすぎると水分補給が疎かになりやすくなります。さらに運転中はトイレに行く回数を減らすために水分を制限しがちです。
「かくれ脱水」のサインとは?
以下の症状のサインに早く気付くようにしましょう。
- 汗をかいてないように見えても、首筋などを触って”べたべたしている”と感じた時
- 体のだるさが取れない時や食欲が落ちているとき
- めまいや立ちくらみ、ふらつきなどの症状を感じる
- 足がつったり、頭が痛くなる。
まとめ
コロナ禍による外出自粛もあり、いわゆる「ならし期間」がなく夏に突入することで、身体の適応力が追いつかないまま酷暑にさらされる危険性が高まっています。
そんな中の梅雨入りですが、この時期こそ「かくれ脱水」になりやすくなります。
「かくれ脱水」のサインを見逃さず、早めに水分補給を心がけていきましょう。