こんにちは。皆さんはこんな症状ありませんか?
- 長時間椅子に座れない
- あお向けになれない
- 痛い方を下にして寝られない
- 歩き始めが痛みが強いが徐々に楽になる
- あぐらは痛いけど正座なら大丈夫
など多くの腰痛の方を見てきましたが私が感じているのが「仙腸関節のゆがみ」から腰痛が来ている方がとても多いということです。今回は仙腸関節についてお話します。
仙骨と腸骨
仙腸関節って何?と思う方も多いかもしれないのでまずは仙腸関節の説明からしますね。仙腸関節というのは骨盤の関節で「仙骨」と「腸骨」という骨の間にあります。背骨の根元にある関節で、周囲の靭帯で強く繋がっています。
- 「仙骨」・・骨盤の真ん中にある逆三角形の骨。
- 「腸骨」・・仙骨の左右に付いてる象の耳の様な形の骨
この関節は日常生活での体を支える働きとして根元から背骨のバランスを取っています
仙腸関節は2ミリ~3ミリほどわずかに動きがある関節で画像検査ではほとんど動きがわかりません
ただこの仙腸関節が中腰での作業時間や不用意な動作、日常の繰り返しの負荷で微妙なズレが生じると痛みが発生します。
主な痛み
- ・腰からお尻にかけてに痛み
- ・足の付け根の痛み
- ・足の痛み
- ・ぎっくり腰のような急激な痛み
これらの痛みを解消しようとして近くのマッサージ店で腰やお尻をグイグイとマッサージしたり、接骨院で電気を流したり、鍼をしたりしたけど、その場は楽になったがまたすぐ痛みが出てくるという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
関節の動きはごくわずか
先ほどお伝えしたとおり、関節の動きは数ミリでとてもわずかなものです。このわずかなズレを見つけ出して、適度な強さで正しい方向に動かしてあげないと仙腸関節のゆがみによる痛みの改善になりません。
腰以外の症状も出やすくなる
それと、仙腸関節がゆがんでしまうと上に乗っている背骨も合わせてゆがんできてしまうので腰痛だけでなく背中の張りや首~肩こり・肩甲骨や手首の痛みなど色々な症状が出てくる可能性が高くなります。
普段の姿勢で気をつけること
・長時間座りっぱなし・・・長い時間座っているとどうしてもお尻に掛かる負荷が左右差が出ます。定期的に立ち上がり、なるべく歩くようにしましょう。 |
・足を組む・・・仙腸関節がゆがむ代表的なのが足を組むです。クセでどうしても組んでしまう方はなるべく左右バランス良く組んで少しずつでもいいので組む回数を減らすように意識しましょう。 |
・片足重心・・・これもやりがちですよね。特に立ちっぱなしが多かったり電車の中など。重心をかけている方の仙腸関節に上半身の重さが乗ってきますのでゆがむ原因になります。体の真ん中に重心を置くように立ってみましょう。 |
・横座り・・・正座を横に崩した座り方です。特に女性に多い座り方ですが、これもかなり骨盤がゆがみます。さらに傾きそうになる上半身をバランスを取るように曲げるので上半身のゆがみも出やすいです。
この座り方は本当にしない方がいいのです。椅子やソファーがあればそこに座るか、なければ壁などに寄りかかり足を伸ばして座ることをおススメします。 |
まとめ
仙腸関節は上半身の重さを支える大事な関節です。普段の何気ない姿勢でゆがんでしまうので、座り方や立ち方にクセがある方は意識してみてましょう。
ご自身の気になるクセやゆがみが有るか気になる方はぜひご相談下さい。